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製品概要

開発の経緯

イムセラカプセル0.5mgはフィンゴリモド塩酸塩を有効成分とする経口のカプセル剤です。フィンゴリモド塩酸塩は、冬虫夏草の一種であるIsaria sinclairii由来の天然物であるマイリオシンの構造変換により得られた化合物であり、リンパ球が二次リンパ組織から移出する過程で重要な役割を果たしているスフィンゴシン1-リン酸(S1P)受容体1(S1P1受容体)に機能的アンタゴニストとして作用して、リンパ球の移出を抑制し、多発性硬化症に対し治療効果を発揮する薬剤です。

また、国内で保険適用となる既存の多発性硬化症治療薬は注射剤であり、経口投与可能な薬剤の開発が望まれていました。

経口薬である本剤の登場により、患者や医療現場における利便性が向上し、患者の服薬コンプライアンスの維持・向上が期待できます。

本剤は、田辺三菱製薬株式会社による開発着手の後、ノバルティス社に技術導出され、国内では田辺三菱製薬株式会社とノバルティスファーマ株式会社が共同で開発しました。海外ではノバルティス社が単独で開発しており、2010年8月にロシアで最初に承認され、その後アメリカ、欧州など、80ヵ国以上の国または地域で承認されています(2014年6月現在)。

国内において本剤は、多発性硬化症の治療薬として開発が進められ、2011年9月に「多発性硬化症の再発予防及び身体的障害の進行抑制」にて承認を取得しました。