臨床試験成績

臨床試験成績

海外臨床試験成績-プラセボ対照第Ⅲ相比較試験(FREEDOMS試験)海外データ

海外臨床試験成績 プラセボ対照第Ⅲ相比較試験1~3)(FREEDOMS試験)(海外データ)

イムセラ投与群はプラセボ投与群に比し、MRIによる炎症性の疾患活動性、臨床的再発、障害度の進行及び脳萎縮に対して、有意な抑制効果を示した。

対  象 再発寛解型多発性硬化症患者1,272例(イムセラ0.5mg群425例、イムセラ1.25mg群429例、プラセボ群418例)
方  法 イムセラ0.5mg、1.25mg又はプラセボを1日1回24ヵ月経口投与
主要評価項目 年間再発率
主な副次的評価項目 3ヵ月持続する障害進行が発現するまでの期間
その他の副次的評価項目 Gd造影病巣が認められなかった患者の割合、新規又は新規に拡大したT2強調病巣数、初回確定再発までの期間
脳容積の年間減少率 等
解析計画 Intention-to-Treat(ITT)と安全性の両集団には、ランダム化された全患者が含まれた。

承認外のイムセラ1.25mg群の成績は削除して紹介した。
1)Kappos, L. et al.: New Engl. J. Med. 362(5), 387(2010)
(本研究はノバルティスファーマ(株)の支援により実施しました)
2)Radue, E.W. et al.: Arch. Neurol. 69(10), 1259(2012)
(本研究はノバルティスファーマ(株)の支援により実施しました)
3)田辺三菱製薬(株):海外第Ⅲ相臨床試験(プラセボ対照)に関わる資料(D2301試験)(承認時評価資料)

1 疾患活動性抑制抑(MIRによる評価)(副次的評価項目)

1)Gd造影T1強調:投与6ヵ月後、12ヵ月後、24ヵ月後

投与6ヵ月後及び12ヵ月後、24ヵ月後の時点でGd造影T1強調病巣が認められなかった被験者の割合は、イムセラ群では89.6%、88.3%、89.7%、プラセボ群では62.2%、64.3%、65.1%であり、いずれの時期においてもイムセラ群がプラセボ群に比し有意に高かった(p<0.001、logistic regression model)。

造影病巣が認められなかった被験者の割合

*:p<0.001
logistic regression model
(投与群、国、及びベースラインのT2強調MRI画像上の病巣容積によって調整した)

2)新規又は新規に拡大した病巣(T2強調:24ヵ月間)

24ヵ月の投与期間中に、新規又は新規に拡大したT2強調病巣数は、プラセボ群に比べ有意に少なかった(p<0.001、negative binomial model)。同様の結果が、投与6ヵ月後及び投与12ヵ月後にも認められた。

Mean±SD、( )内は症例数
*:p<0.001
negative binomial model
(投与群及び国によって調整した)

【用法・用量】通常、成人にはフィンゴリモドとして1日1回0.5mgを経口投与する。

2 再発抑制

1)年間再発率(24ヵ月)(主要評価項目)

24ヵ月の投与期間中の年間再発率の推定値は、イムセラ群で0.18(95%CI:0.15-0.22)、プラセボ群0.40(95%CI:0.34-0.47)であり、イムセラ群でプラセボ群に比べ有意に低かった(p<0.001、negative binomial model)。

( )内は症例数
*:p<0.001 negative binomial model
(投与群、国、直近2年間の再発回数及びベースラインのEDSSスコアを共変量とした)

2)初回確定再発までの期間(Kaplan-Meier曲線)(副次的評価項目)

初回確定再発までの期間は、プラセボ群に比べて有意に延長され、24ヵ月の投与期間中の無再発例の割合のKaplan-Meier推定値はプラセボ群45.6%に対し、イムセラ群は70.4%と有意に高かった(p<0.001、log-rank検定)。

初回確定再発(Kaplan-Meier曲線)

*:p<0.001 log-rank検定

【用法・用量】通常、成人にはフィンゴリモドとして1日1回0.5mgを経口投与する。

3 障害進行抑制(EDSSによる評価)(副次的評価項目)

イムセラは3ヵ月持続する障害進行が発現するまでの期間をプラセボより有意に延長した(p=0.026、log-rank検定)。 24ヵ月の投与期間中で障害進行が確認されなかった被験者の割合のKaplan-Meier推定値は、イムセラ群82.3%であり、プラセボ群の75.9%に比べて高かった。

3ヵ月持続する障害進行が発現するまでの期間に関するCumulativeプロット

*:p=0.026
log-rank検定

4 脳萎縮に対する効果(副次的評価項目)

イムセラは、6ヵ月、12ヵ月及び24ヵ月の投与期間中の脳容積の減少率をプラセボに比べ有意に低下させた(p<0.001、rank ANCOVA)

ベースラインから投与24ヵ月後までの脳容積の減少率

Mean±SD,( )内は症例数
*:p=0.006
**:p=0.026
***:p<0.001
rank ANOCVA
(投与群、国及びベースライン時の標準化された脳容積を共変量とした)

5 有害事象

イムセラ1.25mg群では、94.2%(404例/429例)、0.5mg群で94.4%(401例/425例)、プラセボ群で92.6%(387例/418例)であった。主な有害事象は、イムセラ1.25mg群で死亡1例(0.2%)、 鼻咽頭炎112例(26.1%)、頭痛114例(26.6%)、肝機能検査異常80例(18.6%)、疲労47例(11.0%)、背痛45例(10.5%)であり、0.5mg群では鼻咽頭炎115例(27.1%)、インフルエンザ様疾患55例(12.9%)、頭痛107例(25.2%)、肝機能検査異常67例(15.8%)、疲労48例(11.3%)、背痛50例(11.8%)、下痢50例(11.8%)、咳嗽43例(10.1%)であった。重篤な有害事象は、イムセラ1.25mg群で徐脈3例(0.7%)、基底細胞癌1例(0.2%)、乳癌1例(0.2%)、悪性黒色腫1例(0.2%)、ボーエン病1例(0.2%)、多発性硬化症再発3例(0.7%)、てんかん2例(0.5%)、頭痛2例(0.5%)、黄斑浮腫3例(0.7%)、肝機能検査異常2例(0.5%)、リンパ球減少症2例(0.5%)、うつ病2例(0.5%)であり、0.5mg群で徐脈4例(0.9%)、基底細胞癌4例(0.9%)、多発性硬化症再発4例(0.9%)、胸痛4例(0.9%)、背痛2例(0.5%)、尿路感染2例(0.5%)であった。

  1. ホーム
  2. 医療関係者のみなさまへ
  3. 海外臨床試験成績-プラセボ対照第Ⅲ相比較試験(FREEDOMS試験)海外データ