イムセラを正しく安全に服用するための情報
イムセラ服用中に注意していただきたいこと
徐脈性不整脈、感染症
イムセラの服用中にみられる「重要な副作用」について紹介します。
副作用は早期に発見し、早めに適切な治療を行うことで、重症化を防ぐことができます。
そのため、重要な副作用についてあらかじめ知っておき、少しでも異常を感じたら、すぐに主治医に相談してください。
徐脈(じょみゃく)性不整脈について
イムセラを初めて服用する日は心拍数が低下しやすく、それに関連した症状(めまい、ふらつきなど)があらわれることがあります。
- イムセラを初めて服用した後は、24 時間、医療機関で心拍数や血圧などを観察をすることが推奨されています。また、服用前と6 時間後などに心電図検査が必要とされています。なお、心電図検査については先生の指示に従ってください。入院が必要になる場合もあります。
- また、勝手に帰宅せず、必ず主治医の指示のもと対応してください。
- 服用開始1ヵ月後までは、自動車の運転など危険を伴う機械の作業をする際には注意してください。
- 帰宅後も何か異常を感じたら、すぐに主治医に連絡してください。
- イムセラの服用を中止していた後に服用を再開する場合も、初めての服用時と同様、24 時間は医療機関で心拍数や血圧などの観察、および心電図の検査が必要となる場合があります。
- 以下の不整脈お薬は、イムセラと一緒に服用してはいけません。
クラスⅠa 抗不整脈剤(キニジン、プロカインアミドなど)、クラスⅢ抗不整脈剤(アミオダロン、ソタロールなど) - その他、心臓系の疾患やそれに対する治療薬がある場合は、主治医に相談してください。
感染症について
イムセラの服用中は血液中のリンパ球数が減少し、細菌やウイルスなどによる感染症にかかりやすくなっています。
- リンパ球の状態を知っておくためにも、イムセラの服用中は、主治医の指示のもと定期的に血液検査を受けてください。
- 海外の臨床試験で重篤な感染症により死亡に至った症例が報告されているため、風邪などの感染症の症状が現れたら、すぐに主治医に連絡してください。
(発熱、咳・くしゃみ、体がだるい、寒気、喉が痛い、鼻水・鼻づまり など) - ワクチン接種を希望される場合は、主治医に相談してください。