イムセラ製品情報

製品情報(ドラッグインフォメーション)

相互作用-併用禁忌、併用注意

本剤は主にCYP4Fサブファミリーで代謝され、特にCYP4F2の寄与が大きいと考えられている。

(1)併用禁忌(併用しないこと)

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
生ワクチン
(乾燥弱毒生麻しんワクチン、
乾燥弱毒生風しんワクチン、
経口生ポリオワクチン、
乾燥BCG等)
免疫抑制下で生ワクチンを接種すると
発症するおそれがあるので接種しないこと。
本剤投与中止後も薬力学的効果が持続するため、
リンパ球数の回復が確認されるまでは接種を避けること。
(「重要な基本的注意」の項参照)
本剤は免疫系に抑制的に作用するため、
生ワクチンを接種すると増殖し、
病原性をあらわすおそれがある。
クラスⅠa抗不整脈剤
キニジン(硫酸キニジン)
プロカインアミド(アミサリン)等
クラスⅢ抗不整脈剤
アミオダロン(アンカロン)
ソタロール(ソタコール)等
併用によりTorsades de pointes等の
重篤な不整脈を生じるおそれがある。
本剤の投与により心拍数が低下するため、
併用により不整脈を増強するおそれがある。

(2)併用注意(併用に注意すること)

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
不活化ワクチン 本剤の投与中及び投与中止2ヵ月後までは
ワクチン接種の効果が減弱することがある。
本剤は免疫系に抑制的に作用するため、
ワクチンに対する免疫が
得られないおそれがある。
抗腫瘍剤、免疫抑制剤
 ミトキサントロン等
本剤の投与中及び投与中止2ヵ月後までは
免疫系の相加的な抑制作用により、
感染症等のリスクが増大することがある。
本剤は免疫系に抑制的に作用する。
β遮断薬
 アテノロール等
カルシウム拮抗薬
 ベラパミル
 ジルチアゼム等
本剤の投与開始時に併用すると
重度の徐脈や心ブロックが認められる
ことがある。
共に徐脈や心ブロックを引き起こすおそれがある。
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