適正使用ガイド
参照情報
イムセラの安全性を評価した臨床試験
- イムセラの安全性は、国内臨床試験では計161例、海外臨床試験では8,300例以上の多発性硬化症患者を対象に評価されています。
- 国内におけるイムセラの安全性は、6ヵ月のプラセボ対照・無作為化・二重盲検比較試験(国内第Ⅱ相試験:D1201試験)、およびその継続投与試験(D1201E1試験)によって評価されています。
- 海外臨床試験のデータのうち、1,700例以上が12ヵ月以上の長期投与データ(FREEDOMS試験、TRANSFORMS試験)です。特にFREEDOMS試験は、2年にわたるプラセボ対照・無作為化・二重盲検比較試験であり、イムセラの長期安全性が評価されています。
イムセラの無作為化・二重盲検比較試験(国内承認申請時)
試験名 | 実施国 | 投与群/安全性解析対象例数 | 試験期間 |
---|---|---|---|
国内第Ⅱ相試験 (D1201試験)1) |
日本 | プラセボ対照・無作為化・二重盲検比較試験
|
6ヵ月 |
海外第Ⅱ相試験 (D2201試験) |
海外 | プラセボ対照・無作為化・二重盲検比較試験
|
6ヵ月 |
【海外第Ⅲ相試験】 FREEDOMS試験2) (D2301試験) |
海外 | プラセボ対照・無作為化・二重盲検比較試験
|
24ヵ月 |
【海外第Ⅲ相試験】 TRANSFORMS試験3) (D2302 試験) |
海外 | 実薬対照・無作為化・二重盲検比較試験
|
12ヵ月 |
※:本邦におけるイムセラの用法・用量は、1日1回0.5mg
【FREEDOMS】 Fingolimod Research Evaluating Effects of Daily Oral therapy in MS
【TRANSFORMS】 TRial Assessing injectable interferoN vS FTY720 Oral in RrMS
1)Saida T et al: Mult Scler 18(9): 1269-1277, 2012
2)Kappos L et al: N Engl J Med 362(5): 387-401, 2010
3)Cohen JA et al: N Engl J Med 362(5): 402-415, 2010 ほか社内資料
イムセラの継続投与試験(国内承認申請時)
試験名 | 実施国 | 投与群/安全性解析対象例数 | 試験期間 |
---|---|---|---|
国内第Ⅱ相継続投与試験4) (D1201E1試験) |
日本 |
|
12ヵ月 |
海外第Ⅱ相継続投与試験 (D2201E1試験) |
海外 |
|
最大60ヵ月 |
TRANSFORMS 継続投与試験5) (D2302E1試験) |
海外 |
|
24ヵ月 |
※:本邦におけるイムセラの用法・用量は、1日1回0.5mg
4)Kira J et al: BMC Neurology 14: 21-31, 2014
5)Khatri B et al: Lancet Neurol 10(6): 520-529, 2011 ほか社内資料