適正使用ガイド
その他の注意事項
QT/QTc間隔の延長
- 低カリウム血症、先天性QT延長症候群又はQT延長のある患者に対しイムセラを投与する場合は、QT間隔を過度に延長させるおそれがあるため、慎重に投与してください。
- 外国人健康成人にイムセラ1.25mg※および2.5mg※を1日1回7日間用量漸増法で反復投与したところ、QTcFは延長し、90%信頼区間の上限は14msec以下でした(表)。
国内臨床試験で確認された悪性リンパ腫2例 【国内データ】
表 イムセラ1.25mg※、2.5mg※を反復投与、またはモキシフロキサシン400mgを単回投与したときのQTcF 延長時間
イムセラ | モキシフロキサシン塩酸塩400mg群 | ||
---|---|---|---|
1.25mg※群 | 2.5mg※群 | ||
QTcF 延長時間*1 (プラセボとの差[90%または96%信頼区間*2]) |
10.64msec [7.46-13.83] |
10.65msec [7.41-13.88] |
10.61msec [5.94-15.28] |
※:本邦におけるイムセラの用法・用量は、1日1回0.5mg
[社内資料]
*1:12 誘導心電図は、投与7日目の投与後(プラセボ群およびイムセラ※投与群は0、1.5、3、6、8および12時間、
モキシフロキサシン投与群は1.5、3 および6時間)に測定した。
*2:イムセラは90%信頼区間、モキシフロキサシンは96%信頼区間を示す。